中国が広く東シナ海に一方的に防空識別圏を設定したことについて、韓国国防部は、28日、ソウルで開催された第3回韓中国防戦略対話で、改めて遺憾の意を表明するとともに、防空識別圏の調整を強く求めたもようです。
今回の韓中国防戦略対話には、韓国国防部の白承周(ペク・スンジュ)次官と、中国人民解放軍の王冠中・副総参謀長が首席代表として出席し、白次官は、議題として中国の防空圏問題を取り上げ、韓国政府の立場を伝えたということです。
この中で、韓国側は、中国が韓国政府と事前協議なしに一方的に宣言した防空識別圏は認められないとの考えを伝えたほか、中国が設定した防空識別圏が韓国の防空識別圏と重なり、離於島が含まれていることを指摘し、防空識別圏の調整を強く求めたということです。
中国の防空識別圏は、済州島の西側の上空で、韓国の防空識別圏と幅20キロ、長さ115キロの区域で重なっているほか、韓国が管轄権を行使する暗礁の離於島上空も含まれています。
このため、国防部では、すでに24日、在韓中国大使館の武官を国防部に呼び、中国が設定した防空識別圏について遺憾の意を表明していました。