韓国銀行の今年の純利益は、外貨による運用収益が芳しくないことなどから、2兆2000億ウォン余り、およそ2100億円と推計され、去年より40%以上減る見通しです。
これは、韓国銀行と国会の予算決算特別委員会が明らかにしたもので、韓国銀行の今年の純利益、2兆2000億ウォン余りは、去年の純利益3兆8850億ウォン余り、およそ3700億円に比べて40%以上も減益になるとみられています。
純利益が大きく減ったのは、外貨運用収益が去年の11兆ウォンから今年は8兆4000億ウォンに減っているなど、この部門の収支が予想より芳しくないためとされています。
韓国銀行法では、純利益の一部は準備金積立や配当金などに使い、残りは国庫に納めることになっていますが、純利益が大きく減るのに伴って国庫納入額も減る見通しです。
韓国銀行は今年、2兆6700億ウォンを国庫に納入していますが、来年は1兆6000億ウォン、1500億円余りになる見通しで、国の歳入も減少することになります。