韓国の一人あたりの国民総所得は、今年2万4000ドルを超え、過去最大になる見通しです。
韓国の金融筋によりますと、今年における韓国の一人あたりの国民総所得は2万4044ドルとなる見通しで、過去最大になる見込みです。
これは、韓国銀行のGDP伸び率見通し2.8%と1~10月までのウォン相場の平均を反映させて計算したものです。
民間シンクタンクの関係者は、GDPが堅調に伸びている一方で、ウォン高の傾向も続いていることが、一人あたり国民総所得の増加につながったと説明しています。
また、一人あたり国民総所得は2017年には3万ドルを超えるものと予想されていますが、世界的な景気減速や低成長の影響で、その時期はやや先送りされる可能性もあるということです。
韓国の一人あたりの国民総所得は、2007年に2万1632ドルと初めて2万ドルを超えたあと、2008~09年にはグローバル金融危機の影響で2万ドルを下回ったものの、2010年には再び2万ドルを上回っていました。