去年末の大統領選挙で国家情報院が不正に介入した事件をめぐって、カトリックの神父によるキリスト教社会運動団体の聖職者らが、朴槿恵(パク・クネ)大統領の辞任を要求し、波紋を広げています。
大統領の辞任を要求したのは、韓国の民主化と平和統一に寄与することを標榜するカトリックの神父によるキリスト教社会運動団体「正義具現全国司祭団」の全州教区の聖職者と信者で、22日夜、およそ400人が全羅北道群山市にあるカトリック教会の聖堂で、不法選挙を糾弾し大統領の辞任を求める時局ミサを行ないました。
この中で、聖職者らは、「あかりをつけてから、それを器で隠したり寝台の下に置いたりする者はありません。隠れているもので、あらわにならぬものはなく、秘密にされているもので、知られず、また現われないものはありません」という聖書の言葉を引用し、「事件の総体的な責任を負っている大統領は、辞任を表明すべきだ」と強調しました。
全州教区の聖職者らは、今年8月にも聖職者と信者およそ800人が集まって時局ミサを開き、大統領に対して真相究明と責任者の謝罪を要求しましたが、大統領が受け入れなかったため辞任を要求するミサを開いたとしています。
これについて、大統領府青瓦台は、「国民が選んだ大統領の辞任を要求するのは祈りではない」と、強い不快感を示しました。