韓国と中国の間のFTA、自由貿易協定の第2段階の最初の交渉が、18日から仁川市の松島国際都市で始まりました。
韓国と中国は、去年5月から今年9月にかけて7回にわたって行われた第1段階の交渉で、関税を撤廃する対象範囲を品目の数で90％、輸入額で85％にすることで原則合意していて、第2段階の交渉では具体的な対象品目についての交渉が進められます。
また第2段階交渉では、韓国と北韓の協力事業である開城工業団地で製造された製品についても協議が進められることになっています。
韓国と中国は交渉妥結の時期については具体的にしていませんが、来年末の妥結をめどに交渉が進まれているとする見方もあります。
ただ、韓国側は、敏感な産業や品目を最大限保護することに重点を置き、あえて急がない立場です。
仁川での今回の交渉は22日まで行われますが、農民団体などの反対集会が相次ぐものとみられています。