安倍晋三首相は14日、日本を訪れた韓国国会議員と首相官邸で面談し、年内に朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を行いたいとの意向を示したもようです。
これは、与党セヌリ党の徐秉洙(ソ・ビョンス)議員が14日、聯合ニュースの記者に明らかにしたものです。
それによりますと、安倍首相は首相官邸で、韓日・日韓協力委員会の合同総会に出席するために日本を訪れた韓国国会議員ら16人と面談し、両国関係の早期正常化に向けて、年内に首脳会談を行いたいとの強い意志を示したということです。
この面談は、30人あまりの日本の報道陣も一部を取材していて、安倍首相が韓日関係の正常化を希望する意向を国内外に示す狙いがあるものとみられています。
韓日両国の政界・経済界関係者らでつくる韓日・日韓協力委員会は、1969年に発足したもので、現在、この委員会の会長を務めている中曽根康弘元首相の後任として、麻生太郎副総理兼財務相が就任すると一部に伝えられています。
麻生氏については、4月に靖国神社に参拝したほか、歴史問題で韓国への配慮に欠けた発言をしたとして、韓国側からは、適任ではないとの声も上がっています。