北韓の咸鏡北道羅津とロシア極東のハサンをつなぐ鉄道が開通するなど、両国の経済協力が本格的に動き出す中で、韓国の企業が両国の「羅津・ハサン開発プロジェクト」に間接的に加わる見通しになりました。
北韓とロシアが羅津とハサンを結ぶ鉄道を開通させたのに続き、羅津港を近代化するなどの共同プロジェクトを進めていることに関連して、韓国政府は、コレールやポスコ、現代商船などの韓国企業がコンソーシアムを作ったうえで、このプロジェクトに加わることを承認する方針です。
これについては、ロシア政府が強く韓国政府に対して求めていたもので、
韓国企業のコンソーシアムは、ロシア側に持分を一部買い取る方式で進出する見通しです。
これについては、韓国の対北韓制裁措置に反するとの指摘もなされていますが、韓国の統一部では、13日、あくまでもロシアに対する投資であるとして、制裁措置には反するものでないとの立場を示し、北韓に対する制裁措置は引き続き継続する方針を明らかにしています。