韓国の多くの企業が、現在のウォン高基調の相場では利益をあげることは難しいと考えていることがわかりました。
全国経済人連合会が、売上げ上位340社のうち106社を対象に行った調査によりますと、利益をあげることが難しくなるウォン相場について、たずねたところ、平均して1ドル=1066ウォン40銭となっています。
今月1~8日までのウォン相場の平均は、1ドル=1062ウォンだったことから、すでに多くの企業が利益をあげるのが難しい状況に直面していることになります。
利益を上げるのが難しくなるウォン相場を業種別にみますと、製紙が1ドル=1105ウォン、食品が1091ウォン70銭、機械は1087ウォン50銭などとなっています。
また、全国経済人連合会は、ウォンが10%高くなった場合、企業の輸出は4.4%減るとしています。