アメリカの格付け会社「ムーディーズ」は8日、韓国国債の格付けをこれまでどおり「Aa3」とし、見通しも「安定的」に据え置きました。
「Aa3」は ‘Aaa’、‘Aa1’、‘Aa2’に続き4番目に高い等級で、世界2位と3位の経済大国である中国や日本をはじめサウジアラビア・ベルギー・チリ・台湾などがこの等級に属しています。
ムーディーズは、韓国の国債格付けを据え置いた理由について、財政が健全なうえ、対外債務も十分統制可能な水準を維持していて、北韓リスクも安定していることが反映されたとしています。
韓国の国債格付けについては、このほかにも、スタンダード・アンド・プアーズが9月に「A＋」、フィッチ・レーティングスが8月に「AA－」を維持するなど、いずれも「安定的」との見通しを示しています。