リーマンショックの世界金融危機からこの5年間に、時価総額が1兆ウォン、およそ930億円を超える企業が大幅に増えて155社に増えていることがわかりました。
これは、韓国の企業経営分析サイト、「CEOスコア」がまとめた資料でわかったものです。
それによりますと、上場企業のうち、時価総額が1兆ウォン、およそ930億円を超える企業はリーマンショック後の2008年末には102社だったものが、今年10月には155社と、53社も増えたことがわかりました。
こうした企業の時価総額の合計も大きく増え、およそ490兆ウォンから1060兆ウォン、およそ98兆6000億円に倍増しています。
これに対して、経営難などで株価が下がり、時価総額が1兆ウォンを下回った企業も10社ありました。
業種別に見ますと、自動車、石油化学、文化コンテンツ、保険などの業種で時価総額が増えた一方、造船、機械、鉄鋼、通信などは時価総額が減りました。
時価総額が最も多いのは三星電子で、また、時価総額が最も増えたのは起亜自動車で、5年間で10倍に増えています。