韓国では、10月29日は「貯蓄の日」。一時は25%ちかくにまでなっていた家計貯蓄率は年々下がって、去年は3.4%と低い水準のままになっています。
貯蓄の日は、国を挙げて経済開発に取り組んでいた1964年に、韓国政府が不足する投資資本を集める目的で定めたもので、1960年代に5%台だった家計貯蓄率は1988年には世界で最も高い25%近くにまで上がっていました。
しかし、1990年以降急激に下落し、去年は3.4%と低い水準のままで、OECD=経済協力開発機構の加盟国で18位となっています。
これは、所得と雇用率の増加が鈍り、少子・高齢化が進んでいることや家計負債が増えたことなどが影響したものとみられています。