三星電子と現代自動車、起亜自動車3社の純利益は、国内企業全体の純利益の30％近くを占めていることがわかりました。
韓国銀行などのまとめによりますと、三星電子と現代自動車、起亜自動車の3社の去年の純利益は合わせて24兆8000億ウォン、およそ2兆3000億円となっています。
これに対して、国内企業全体の純利益は86兆6000億ウォン、およそ8兆円で、3大企業の純利益が29%を占めています。
3大企業の純利益が全体に占める割合は、2009年の14%が2010年に16%、2011年には19%と、年々増え続けています。
これについて、経済専門家は、三星電子と現代自動車、起亜自動車の経営が悪化すれば韓国経済全体が悪化することを意味すると指摘し、政府は少数の大企業を念頭にした経済政策ではなく、中小企業も成長できる環境を整える政策を進めていく必要があると指摘しています。