歴史認識などで関係が悪化している韓日関係について、アメリカのキャンベル前国務次官補は、「アメリカ政府として必要な措置を検討すべきだ」との考えを示しました。
これは、1期目のオバマ政権でアジア政策を統括したキャンベル前国務次官補が、25日、ワシントンで開かれた「韓米関係セミナー」で述べたものです。
この中で、キャンベル氏は、「韓日間の関係悪化が、韓日米3か国の戦略的利益の足かせになっている」と指摘し、「両国の葛藤を解消できるよう、論議の枠組みを作ることがアメリカの義務だ」と述べ、アメリカ政府に積極的に対応するよう求めました。
また、キャンベル氏は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が北韓の核ミサイル問題では厳しく対応する一方、対話を通じて相互の信頼を築くという、韓半島信頼プロセスについて、「反対はしないが、過去の過ちが繰り返されることのないよう対応する必要がある」と指摘し、慎重な姿勢を示しました。