自ら北韓に入ってきたとする韓国人男性6人と、女性1人の遺体について、北韓は25日午後、軍事境界線の板門店を通じて韓国側に送還し、韓国政府は、韓国側に戻ったところで6人全員を国家保安法違反の疑いで逮捕し、詳しい経緯について調べています。
北韓が板門店で韓国側に身柄を引き渡したのは、北韓が抑留していた韓国人男性6人と、女性1人の遺体です。
韓国統一部によりますと、この6人は、20代から60代の男性で、北韓に自ら渡った疑いがあるとして、簡単な健康診断のあと、全員を国家保安法違反の疑いで逮捕し、ソウル拘置所に収容したということです。
また、女性については、60代の男性の妻で、韓国籍を持ち、2011年に夫婦げんかの末に北韓で死亡したと北韓が説明しているということです。
韓国政府は、この6人について、北韓に渡った経緯や北韓での行動などについて調べるとともに、女性の死因についても調べることにしています
これについて、北韓の朝鮮中央通信は、25日、「6人は罪を率直に認めて反省したため、人道的見地から家族のいる南側に送り返した」と伝えています。
北韓が、抑留していた韓国人を中国など第3国経由ではなく、板門店を通じて自発的に送還したのは今回が初めてで、韓国政府としてはどのような意図があるのかに関心を寄せています。