金融市場の混乱などに備え、これまでは主にドル建てだった通貨スワップについて、韓国は最近、ウォンによる通貨スワップ協定を相次いで結んでいて、韓国ウォンの国際化が期待されています。
企画財政部と韓国銀行は、今月に入って、インドネシアと100億ドル、アラブ首長国連邦と54億ドル、マレーシアと47億ドル分の通貨スワップを相次いで締結しています。
いずれの通貨スワップも自国通貨で交換する方式で、ドル建てではないことから、ドルの流動性に影響されず、なかでもアラブ首長国連邦との間では、原油を輸入する際の決済にも使えるため、実質的に役立つものと期待されています。
これについて、企画財政部の関係者は、経済が危機的状況から脱して、東南アジアとの貿易も増えていて、自国通貨の通貨スワップを締結する条件が整っていると説明しています。