中央銀行にあたる韓国銀行は10日に開いた金融通貨委員会で、2.5%の政策金利を据え置くことを決めました。
政策金利の据え置きは、5月に0.25%引き下げてから5か月連続となっています。
これは、韓国経済の回復にむけた動きが鈍いうえに、アメリカの量的緩和縮小や新興国金融市場に対する不安などが残り、国内外の経済状況を見極める必要があると判断したものとみられます。
また、来年の経済成長率見通しについて、韓国銀行は、7月に発表した4%から3.8%に下方修正することを明らかにしました。
これは、IMF=国際通貨基金が8日、来年の韓国の経済成長率を3.9%から3.7%に下方修正したことを考慮したもので、今年の成長率については、2.8%で据え置くとしています。