アメリカ・ボーイング社の戦闘機「F15SE」を最終候補とすることになっていた韓国の次期戦闘機について、防衛事業庁は24日、この「F15SE」のステルス性能が十分でないことなどを理由に採用しないことを決め、事実上、初めから選定作業をやり直すことになりました。
韓国の次期戦闘機の選定では、ボーイング社の「F15SE」とロッキード・マーティンが中心となって開発を進めているステルス戦闘機「F35A」、ヨーロッパの4か国が共同開発した「ユーロファイター」の3機種が激しく競り合い、先月の最終入札で「F15SE」が最終候補になっていました。
これを受けて、防衛事業庁では24日の防衛事業推進委員会で、「F15SE」の選定について審議した結果、ステルス性能が十分でないことや北韓の核に対応する戦力が不十分なことなどを理由に、採用しないことを決めたものです。
これによって、韓国の次期戦闘機の選定作業は事実上初めからやり直すことになり、次期戦闘機の導入時期は2019~2023年に先送りされることになりました。
これについて、空軍の関係者からは、2010年以降、F4やF5などの老朽化が進んでいることから、2019年には100機あまりの戦闘機が不足する事態になる恐れもあるとして、憂慮を示しています。