インドネシアのバリ島で20日まで開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の財務相会合で、韓国の玄旿錫(ヒョン・オソク)副総理兼企画財政部長官は、アメリカの量的緩和の縮小に対応するため、新興国は構造改革を実施して、国際政策への協力体制を強化するよう呼びかけました。
玄旿錫副総理は、20日の会議でアメリカのFRB=連邦準備制度理事会が19日、量的緩和縮小の見送りを決めたことを評価するとともに、「新興国は引き続きアメリカの量的緩和の縮小に対応するため、国際政策への協力体制を強化して危機対応体制を強めるとともに経済体質の改善に向けた金融市場の構造改革が必要である」と述べました。
こうした韓国側の主張は、加盟国が支持してAPEC財務相会合の共同宣言文に大きく反映されました。