ヨーロッパの財政危機や世界的な景気低迷などで、海外への投資が落ち込む傾向があるなか、 韓国の海外への直接投資額は去年がおよそ330億ドルと、前の年より増えて、世界で13位でした。
韓国輸出入銀行が20日まとめた報告書によりますと、去年一年間の韓国の海外への直接投資額は329億ドルで、前の年より13.7%増えました。 これは世界で13番に多く、このうち開発途上国向けが57%を占め、先進国向けは41%となっています。
一方、世界的な景気低迷などで投資心理が悪化したため、去年の世界全体の海外直接投資額は1兆3910億ドルと、前の年より17%減少し、韓国への投資流入額も3.3%少ない99億ドルにとどまっています。
去年一年間の海外への投資額を国別にみますと、アメリカが3288億ドルで最も多く、次いで、日本、中国、香港、イギリスの順となっています。