アメリカのFRB=連邦制度準備理事会が18日、今の量的緩和策を維持するとしたことについて、韓国政府は、韓国市場にとって好材料としながらも、引き続き非常体制を続けていく方針を明らかにしました。
これは、企画財政部が19日、関係部署との会議のあと述べたもので、「アメリカのFRBが量的緩和策の維持を決めたことで、株価が値上がりし、インドやインドネシアの通貨価値も上昇するなど、市場が全体的に安定した様子を見せている。こうした状況は韓国経済にも肯定的な面が多い」と述べ、韓国市場にとっての好材料として評価しました。
その一方、韓国政府の関係者は、「今回のFRBの措置はアメリカの景気回復がなお本調子ではないことを裏付けるもので、今後も出口戦略に踏み切る可能性があるなど不確実性も残っている」として、政府や韓国銀行では、国際金融市場の変動状況を慎重に見守り、秋夕連休中も非常体制を続けるとしています。