国家情報院の改革などを巡って与野党の対立が続く中で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日、与野党の代表との3者会談を開き、意見を交わしましたが、具体的な成果を得ることができず、政局の混迷は旧盆の秋夕(チュソク)以降も続く見通しです。
朴槿恵大統領が呼びかけて実現した3者会談では、野党民主党のキム・ハンギル代表が、去年暮れの大統領選挙に国家情報院が不法に介入した事件に関連して、大統領の謝罪と法務部長官の問責など7項目を要求したのに対し、朴大統領は受け入れられないとの姿勢を示しました。
このうち、大統領に対する謝罪要求について、朴大統領は、「当時、私は国家情報院を指示する立場にはなかった。前の政権で起きたことを今の政権に謝罪するよう求めるのはおかしい」と反発しました。
また、「隠し子疑惑」に関連して、検察総長が辞意を表明している問題で、国家情報院の改革を阻もうとする大統領府と法務部による工作だとする見方について、「検察総長は極めて重要なポストであり、疑惑が浮上すれば手をこまねいてはいられない。国家情報院の改革を阻害するための工作はあり得ない」と強調しました。
この会談のあと、民主党は議員総会などを開き、会談の結果を「物別れ」と評価し、市民に参加を呼びかけた闘争を続ける構えを示したのに対し、与党セヌリ党では、「せっかくの会談を台無しにした民主党は、国民に謝罪すべきだ」と非難し、与野党の対立の溝はさらに深まり、 政局の混迷は旧盆の秋夕以降も続く見通しとなっています。