婚外子の息子がいるとの疑惑報道で、法務部が監察を行なうよう指示した蔡東旭(チェ・ドンウク)検察総長が13日、「根拠のない疑惑が提起され、公職者として良心的に職務を行うことが難しくなることはこれ以上繰りかえされることがないよう願う」と述べて、辞意を表明しました。
韓国の検察トップ、蔡検察総長については、韓国の日刊紙「朝鮮日報」が「婚外子の息子がいる」と報道したことを受けて、法務部の黄教安(ファン・ギョアン)長官が13日、検察総長への監察を実施するよう指示しています。
これに対して、蔡東旭(チェ・ドンウク)検察総長は、スポークスマンを通じて声明を発表し、疑惑について「事実無根だ」と一蹴したうえで、「根拠のない疑惑を提起し、公職者として良心的に職務を行うことが難しくなることはこれ以上繰りかえされることがないよう願う」と述べ、辞意を表明しました。
また、蔡東旭検察総長は12日、遺伝子検査を求めるとともに、朝鮮日報を相手どり訴訟を起こす考えを明らかにしています。
検察総長に対する監察が行なわれるのは今回が初めてで、法務部では、「国の重要機関の責任者の道徳性に対する疑惑が持ち上がっているのは、検察の名誉と国民の信頼に深刻な影響を及ぼす重大な事件だ」としています。
蔡東旭検察総長は、去年暮れの大統領選挙の際、国家情報院が違法に介入していた事件をめぐって、検察の最高責任者として指揮をとり、今年6月に元世勲(ウォン・セフン)前国家情報院長を選挙法違反で起訴していますが、韓国のマスコミの一部から法務部の圧力を押し切って起訴したと伝えられています。