経済発展とともに電力需要が高まっているベトナムで、韓国の三星グループ系列の総合商社、三星物産が電力市場に進出する準備を進めています。
これは、ベトナムの経済専門誌「ベトナム・インベストメント・ レビュー」が10日に伝えたものです。
それによりますと、三星物産はベトナム政府の電力開発計画に基づいて、5つの地域で発電所を建設するための事前調査を進めていて、発電量1200~2400メガワットの発電所を建設する計画だということです。
ベトナムでの発電所建設では、三星物産が資金を調達して発電所を建設、サービス料金を徴収して資金を回収し、一定期間経過したあとで所有権をベトナム政府に引き渡す方式になるということです。
ベトナムでは、電力消費が毎年12%ずつ増えていますが、供給が追いつかず、2020年までに7万5000メガワット、2030年までに14万6800メガワットまで発電量を増やす計画を進めています。