為替市場の安定化を図るための基金の財源を調達するため、韓国政府は5日、10億ドル規模の外国為替平衡基金債券を2009年4月以来4年ぶりに発行し、今後の外貨調達に弾みがつくものと期待されています。
外国為替平衡基金債券は、為替市場の安定化を図るための基金の財源を調達するため、政府が発行する債券で、5日の発行とともに投資家らによる需要が増えて、実質的な発行金利が過去最低となったということです。
発行額は10億ドル、およそ997億円で、発行金利は、アメリカ国債10年物に1.15ポイント上乗せした4.023%、表面金利は3.875%と、いずれも過去最低となっていて、韓国国債に対する信頼度が高まっているとみられています。
外国為替平衡基金債券が発行されるのは、世界的な金融危機の最中だった2009年4月以来、4年4か月ぶりとなります。