円安などの影響で、韓国を訪れる日本からの観光客が減少したことから、アシアナ航空は、乗客の減少が目立つ一部の路線について、減便することになりました。
これは、アシアナ航空が5日に明らかにしたものです。
それによりますと、10月初めから仁川（インチョン）-仙台では週7往復から4往復に、仁川-静岡では週7往復から5往復にそれぞれ減便するということです。
これは、7月と8月の日本路線の乗客数が去年に比べて7％減少し、このうち日本からの乗客数は32万2000人と、17％減っていることに伴って、減便するものです。
乗客数の減少について、アシアナ航空の関係者は、「円安の影響が最も大きかったが、北韓リスクや韓日関係の冷え込みなども影響したものとみられる」と説明しています。
また、大韓航空でも日本路線の乗客が減少していて、7月の乗客数は去年に比べて8％、8月は6％減っていて、大韓航空では、3月末から仁川-長崎での運行を中断していますが、新たな減便計画はないということです。