領土問題や歴史認識問題などで冷え込んでいる韓日関係について、福田康夫元首相は22日、「早く不信の連鎖を断ちきり、両国関係を未来志向的に転換する必要がある」と呼びかけました。
これは、福田元首相が22日、ソウルで始まった韓日フォーラムで特別講演し、述べたものです。
このなかで、福田元首相は、「韓日フォーラムが始まってからの20年間、両国の関係は経済、社会、文化の面で飛躍的に発展したが、最近は首脳間の対話すら難しい状況になっている」と指摘し、「韓国と日本が不信の連鎖を断ち、両国関係を未来志向的に転換する必要がある」と強調しました。
また、福田元首相は、「韓日関係を修復するためには、相手の立場に立って考え、相手の主張に耳を傾ける努力が必要」と指摘し、「両国国民のナショナリズムが悪い方向に向かう状況にある。政治のリーダーシップがそれをあおるのではなく、静める知恵と強い意志を持つことが求められる」と述べ、両国政府に歴史・領土問題への冷静な対応を呼びかけました。
韓日フォーラムは24日までの3日間開催され、元官僚や国会議員、有識者など、韓国から34人、日本から35人が出席しています。