日本による植民地支配からの解放を祝う8月15日「光復節」の記念式典が15日、ソウルの世宗文化会館で行われ、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、就任後初めて迎える光復節の演説の中で、「日本が、過去を直視する勇気と、相手の痛みに配慮する姿勢がなければ、未来に向けた信頼を築き上げることは難しい」と述べ、日本の政治家の勇気あるリーダーシップを求めました。
この中で、朴槿恵大統領は、韓日両国をめぐる最近の状況についてふれ、「両国の未来に影を落としている」として懸念を示し、「大多数の日本国民は、韓日両国が、東北アジアの平和と繁栄をともに築いていくことを願っていると信じている。過去の傷を癒すために、日本の政治家のみなさんの勇気あるリーダーシップを期待したい」と述べました。
また、朴槿恵大統領は、北韓問題についても触れ、新しい韓半島を作るため、北韓の核の放棄を求めるとともに、国際社会と協力しながら、政治状況とは関係なく北韓に対する人道的支援は今後も継続するとの考えを示しました。
とくに、14日に開城工業団地の正常化に向けた南北実務者協議が双方の歩み寄りで妥結したことを歓迎し、「これを契機に新しい南北関係が始まることを期待する」と強調しました。
そのうえで、朴槿恵大統領は、韓国戦争で南北に離れ離れになったままの離散家族の再会事業について、来月の旧暦のお盆「秋夕」を前後に再開できるよう、北韓が心の扉を開くよう強く求めるとともに、軍事境界線の非武装地帯に世界平和公園を造成することを、改めて提案しました。