韓国の株を中心に、債券や不動産などへの中国からの投資額が20兆ウォン、1兆8500億円を超えました。
金融監督院などのまとめによりますと、韓国の株や債券に投資した中国系資金は6月末の時点で、19兆8600億ウォン、およそ1兆7500億円となっているほか、3月末時点での韓国の不動産に対する中国系投資額は1兆3200億ウォン、およそ1200億円で、合わせて21兆ウォン、およそ1兆8500億円を超えています。
これは、韓国の名目GDP=国内総生産の1.7%に相当する金額で、2008年から急激に増え始めた中国系資金は、当初、債権に対する投資が目立っていましたが、去年からは株への投資が増えているということです。
急増する中国系資金について、経済専門家は、投資の多角化という面でプラスになるが、急速な資金の流出という反作用にも十分備える必要があるとしています。