軍の綱紀を乱すと非難されていた国防部の広報支援隊員制度、いわゆる「芸能兵士」の制度が廃止されることになりました。
先月25日、ある放送番組で芸能兵士の勤務怠慢の実態が報道され、芸能兵士制度への非難の世論が巻き起こったことから、国防部は芸能兵士の服務実態について特別監査を行い、その結果を18日、発表しました。
それによりますと、監査の結果、勤務怠慢が確認された芸能兵士8人と、管理担当者5人を懲戒処分にし、芸能兵士制度を廃止することを決めたということです。
制度廃止の理由について国防部は、「この制度は、軍の広報と兵士の士気を高めるためのものだったが、勤務怠慢によって軍のイメージが悪くなり、誠実に服務しているほかの兵士の士気を低下させている」と説明しています。
制度の廃止によって、これまで芸能兵士として服務してきた15人は、8月1日から別の部隊に移ることになります。
これまで芸能兵士が出演していた部隊の慰問公演やラジオ・テレビの国防番組には、民間の出演者や才能のある一般兵士を出演させるということです。
芸能兵士の制度は、軍のイメージと兵士の士気を高めようと1996年から始められ、芸能兵士は、国軍放送やラジオ番組に出演するとともに、各部隊を訪問して兵士の士気を高める公演に参加していました。