放送通信委員会は、10日、大手新聞4社が経営するケーブルテレビの「総合編成チャンネル」4社に対して、 再放送の割合が多すぎるとして是正命令を出す方針を明らかにしました。
韓国では、報道、教養、娯楽など多様な番組を放送する総合編成のテレビ放送は、KBS、MBC、SBSの地上波3社に限られていましたが、2009年7月、メディア関連法が改正されて新聞社や大企業による放送事業への参入制限が緩和され、朝鮮日報、東亜日報、中央日報、それに毎日経済新聞社の4社が、2011年12月からケーブルテレビの総合編成チャンネルを経営しています。
放送通信委員会によりますと、中央日報が経営する JTBCの場合、再放送の割合が59%と、当初の放送事業計画を10倍以上、上回るなど、 4社いずれも再放送の割合がきわめて高くなっています。
このため放送通信委員会は、近く4社に対して是正命令を出すとともに、今後の放送内容を見て、今年12月に行われる再認可審査に反映させる計画です。