韓国株式市場における外国人投資家の売り越し額は、今年の上半期に三星電子を中心に10兆ウォン、およそ8900億円を超えました。
韓国取引所が8日にまとめたところによりますと、外国人投資家は今年に入ってから6月までに、2月と5月を除いて売り越し、あわせて10兆ウォンあまり、およそ8900億円相当を売り越しています。
半期ベースの売り越し額としては2008年下半期の15兆9954億ウォン以来、最も多くなっています。
売り越し額を業種別に見ますと、電機、電子が3兆5400億ウォンで最も多く、運輸装備2兆3200億ウォン、サービス1兆1100億ウォンの順でした。
銘柄では、三星電子が5兆1300億ウォンで最も多く、現代自動車8800億ウォン、韓国電力6100億ウォンの順でした。
アメリカ国債利回りの上昇やアメリカ連邦準備制度理事会の量的金融緩和策の縮小計画に対する懸念から、アジアの市場では最近、外国人投資家による売り越しが続いています。