中国を訪れている朴槿恵(パク・クネ)大統領は27日午後、北京の人民大会堂で習近平国家主席と首脳会談を行い、 北韓の核問題で緊密に協力していくことを確認するとともに、政治、経済、文化など、多様な分野での交流や協力を拡大することで合意しました。
午後4時45分から始まった会談は、はじめに両首脳と通訳だけによる会談のあと、同行している閣僚らも参加するかたちでの会談がおよそ2時間にわたって行われました。
会談では、まず、北韓の核問題を含む北東アジア情勢について話し合い、この問題で緊密に協力していくことを確認するとともに、さらに、政治、経済、文化など、多様な分野での交流や協力を拡大していくことでも合意し、韓中関係を拡充していくことになりました。
会談を終えた両首脳は記者会見し、両国の関係が今回の会談で新しい歴史の出発点に立ったと評価するとともに、戦略的協力パートナー関係を充実させることを柱とする共同声明を発表しました。
共同声明によりますと、まず、北韓の核保有は決して容認できないとする認識で一致し、北韓の非核化を実現するとともに、韓半島の平和安定に向けて協力することとし、朴槿恵大統領が提案した韓半島信頼プロセスについて、習近平国家主席が理解を示して認識を共通のものにしました。
また、両国の首脳が必要に応じて、随時相互に訪問し合ったり、電話による会談も含めて協議したりするほか、外相同士による会談を定例化するなど、両国の対話チャンネルを拡充するとしています。
両首脳はまた経済分野では、現在進められている両国のFTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉を深化させるほか、両国の貿易額を2015年までに3000億ドルにまで増やすことを目指すことになりました。
さらに、共同声明では、国民同士の交流の拡大や気候や環境問題などについても触れ、両国がさらに協力していくことで合意したとしています。