金融市場の混乱などに備えて、韓国と日本が相互に円とウォンを融通し合う韓日通貨スワップ協定のうち、来月3日に期限がくる30億ドル分については延長しないことになりました。
これは、韓国中央銀行の「韓国銀行」が24日、明らかにしたものです。
韓国と日本は、2005年から、互いに円とウォンを30億ドル分、融通し合う通貨スワップ協定を結んでいて、来月3日の期限切れを前にこの措置を延長するかどうかについて今月中に決めることになっていました。
これについて、日本の菅官房長官は21日の記者会見で、韓国側の要請がなければ、さらに延長しないとする考えを示し、両国の間で、この30億ドル分については、延長しないことにしたものです。
これによって、韓国と日本との間には、ASEAN=東南アジア諸国連合の一部の国が通貨不安に陥った場合に備えて発足させた「チェンマイ・イニシアティブ」による通貨スワップの100億ドル分が残ることになります。