2018年に開催される韓国・平昌（ピョンチャン）の冬季オリンピックについて、準備状況の監査をすすめているIOC＝国際オリンピック委員会の調整委員会は19日、２回目の監査を終えて、「準備は順調に進んでいる」と述べました。
IOC調整委員会は18日から2日間にわたって、平昌の冬季オリンピック会場の予定地を訪れ、競技、マーケティング、宿泊など16の分野について、去年３月に続いて２回目の監査を実施しました。
監査を終えたあと、調整委員会のリンドベリ委員長が記者会見し、「準備は順調に進んでいる」としたうえで、「宿泊施設の拡充やマーケティングにさらに拍車をかける必要がある」と指摘しました。
また、競技種目に対する韓国の取り組みについて、「韓国は、2010年のバンクーバー大会で総合5位の成績で、氷上競技に強みをもつが、ほかの種目の競技力もさらに向上し、開催国としてすべての種目に出場して欲しい」と述べました。
これに対して、大韓体育会の金正幸（キム・ジョンヘン）会長は、競技力の向上のため、各連盟と協議して選手の選抜、海外合宿、訓練施設の拡充などを進めるとの考えを示しました。