指標銘柄として使われるMSCI先進国指数を公表しているアメリカのモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルは、韓国株について、市場への接近性に進展がなかっとして、先進国指数としては採用せず、エマージング国・新興国指数として据え置く方針を明らかにしました。
MSCI指数は、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルが先進国やエマージング国、各地域や各国別、産業別や業種別など様々な指数を算出して公表しているもので、世界のほとんどの機関投資家が株式投資の指標銘柄として使っています。
MSCI指標は、四半期ごとに組入銘柄の見直しが行なわれていて、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルでは、韓国株について、経済や市場の規模などでは先進国指数の基準を充足しているものの、市場への接近性で大きな進展がなかっとして、エマージング国指数に据え置いたものです。
一方、韓国株は去年9月、世界の2大投資指標であるイギリスのFTSE指数で先進国指数に採用されています。
先進国指数に採用されると、世界の機関投資家が韓国株を組み入れたファンドなどを運用することになり、韓国株の買い需要が発生するとされています。