12日からソウルで開催される予定だった南北当局会談は、韓国側の首席代表をめぐって北韓が異議を申し立てたことから,双方がおよそ6時間にわたって調整を進めましたが、結局合意できず、12日の会談は開催日前日の土壇場になって見送られることになりました。
これは、統一部の報道官が11日午後8時に記者会見して明らかにしたものです。
南北当局会談については、当初、12日から2日間、南北それぞれ5人からなる代表団が参加してソウルで開催することになっていて、双方は11日午後1時頃、板門店の連絡官を通じて、首席代表ら出席者の名簿を交換しました。
ところが、韓国首席代表について、北韓側が異議を申し立てたことから、およそ6時間にわたって調整を続けましたが、突然、北韓側が代表団の派遣を留保すると一方的に通告してきたということです。
また、当局会談に出席する代表団や日程などについての調整がいつ行われるのかなどは何も決まっていないということです。
今回の南北当局会談の首席代表については、韓国側は北韓労働党の南北関係を統括する金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長の出席を求めましたが、北韓側が難色を示し、最終的には北韓が祖国平和統一委員会書記局のカン・ジヨン局長になるのに対し、韓国は当初の統一部長官ではなく、 キム・ナムシキ統一部次官を首席代表とすることで最期まで調整が進められていたものです。
今回の当局会談が、開催日前日の土壇場になって見送られたことで、韓国側としては、操業が中断している開城工業団地の正常化をはじめ、金剛山観光事業の再開、離散家族など、南北間の懸案の解決に向けて、対話を重ねるきっかけにしたいとする立場から、改めて北韓に対して対話に応じるよう呼びかけています。