韓国と中国による戦略対話が3日、北京で開かれ、韓半島情勢の安定化に向けた取り組みについて協議し、北韓の核保有を容認しないという立場を改めて確認し、北韓問題での協力をさらに強化することで合意しました。
この韓中戦略対話は、両国の首脳が両国間の意思疎通をさらに密にしようと、2008年に合意して始まったもので、韓国側から外交部の金奎顕(キム・ギュヒョン)次官、中国側から外交部の張業遂副部長が出席しました。
今回の対話では、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使が北京を訪れた際に対話の意向を示したことを受け、中国側が「6か国協議の当事国は北韓との対話に積極的に乗り出す必要がある」と強調したのに対し、韓国側は「北韓がまず非核化に関する国際義務を遵守すべきだ」と述べ、両国に温度差のあることをうかがわせました。
しかし、韓半島の非核化については、両国が、北韓の核保有を容認しないという立場を改めて確認するとともに、北韓問題での協力をさらに強化することで合意しました。
また、対話では、今月末に予定されている朴槿恵(パク・クネ)大統領の中国訪問をはじめ、韓中FTAの推進、海上境界の確定、歴史問題などの懸案について意見を交わしました。
一方、ラオスから北韓に強制送還された脱北者の問題に関連して、韓国側が脱北者問題に前向きに取り組んでほしいと中国側に要請したのに対し、中国側は直接的に関与していないとして、脱北者問題は国際法と国内法、人道主義にもとづいて対応するという原則だけを繰り返しました。