韓国にある原発23基のうち10基が、安全対策などで運転中止になり、電力不足が深刻になることから、政府は電力消費の多い企業に対して、電力需要がピークとなる8月は、1日4時間ずつ電気の使用を規制することになりました。
産業通商資源部が31日発表した、夏の電力需給対策によりますと、この夏は予備電力が198万キロワットにまで下がることが予想されることから、5000キロワット以上の電力を使用する企業に対しては、8月5日から30日までの間、1日4時間ずつ、最大で15%節電することにしています。
去年冬の節電規制基準は、1日2時間、最大10%でしたが、これに比べると、倍以上強化されたことになります。
対象になる企業は、契約量が5000キロワット以上の工場をはじめ、デパート、スーパーなど2万8000か所に及び、影響は避けられない見通しです。
また一般家庭に対しては、夏場に一時的に去年の同じ月と比べて一定基準以上の節電をした場合、電気料金を引き下げることにしています。