韓国の今年の経済成長率は、消費と投資の不振に円安まで加わって、日本より低くなる可能性が出てきています。
今年の経済成長率については、韓国銀行が2.6%、日本銀行は2.9%とそれぞれの国の見通しを発表していて、見通し通りとなれば、韓国と日本の成長率は1998年以来15年ぶりに逆転することになります。
最近の経済指標によりますと、日本は家計消費が増加し、製造業の景気が回復してきているのに対し、韓国では円安の影響で輸出が停滞し、家計消費もマイナスで、このままでいけば韓国と日本の成長率が逆転する可能性が強いとの見方が出てきています。
経済専門家は、消費低迷、投資萎縮、人口減少など、日本のバブル崩壊期の経済現象が韓国でも起きていて、このままでは消費と投資の不振に円安まで加わり、日本のような長期不況に陥る可能性もあるとして、金融緩和を中心とした政府による消費と投資の促進が必要だと指摘しています。