9日のニューヨーク外国為替市場で、4年1か月ぶりに1ドル=100円の大台まで円安が進み、韓国では、自動車や鉄鋼業などへの影響を懸念する声が高まっています。
ニューヨークでの円安を受けて、10日の東京外国為替市場でも、アメリカの景気回復への期待などから円売り・ドル買いが進み、円相場は1ドル=100円台で推移しています。
韓国では、1ドル=100円台では自動車と鉄鋼、110円台では電気や電子、120円台ではすべての業種が影響を受けるとされ、経済専門家は、年末までに105~110円台まで円安が進んだあと、来年は120円台まで円安が進む可能性があると見ています。
世界最大級の債権投資ファンド、ピコムの関係者は、1ドル=115~120円台まで円安になれば、韓国だけでなく、中国、ドイツなどの産業にも影響がでるだろうと話しています。