来年から適用される最低賃金について、労働団体と市民団体などの労働団体は、ことしの時給を4860ウォンから5910ウォン、およそ530円に引き上げるよう求めています。
これは、韓国の32の労働組合と市民団体でつくる「最低賃金連帯」が8日、記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、今年適用されている最低賃金の時給4860ウォンは、労働者が1日8時間働いても月100万ウォン、9万円ほどに過ぎず、4人家族の最低生計費150万ウォン13万5000円にはるかに及ばないとして、最低賃金を時給5910ウォンに引き上げるよう求めています。
また、この労働団体では、「現在の最低賃金は、高騰する物価を反映していないうえ、労働者の正当な取り分を支払っていない。要求している最低賃金は、貧困層を減らし、賃金格差、所得格差を縮小させるための最低限のものだ」と強調しました。