これまでに15か国で音楽配信サービスを展開している三星電子は来月初めにも、独自に開発した音楽配信サービスを韓国で開始することになり、コンテンツサービス業界にどのような影響を与えるか注目されます。
これは、デジタル音楽業界の関係者が7日に明らかにしたものです。
それによりますと、三星電子が韓国で開始する音楽配信サービスは、独自に開発したもので、来月初めにも韓国で始めるということです。
三星は、これまでに海外15か国でデジタル音楽配信サービスを展開していますが、市場規模が小さいうえに、著作権問題が複雑に絡んでいる韓国での事業を先送りしてきました。
しかし、韓国でもスマートフォンの普及で有料音楽配信市場が急速に成長し、音楽著作権の事業化が進むなど、サービス開始に向けた環境が整ったと判断したものとみられます。
スマートフォンのハードウェアに力を入れてきた三星電子がコンテンツサービスに本腰を入れることで、アップルの音楽配信サービス「アイチューンズ・ミュージックストア」との競合をはじめ、業界にどのような影響を与えるか注目されます。