景気刺激策などを盛り込んだ、総額17兆3000億ウォン、およそ1兆5000億円の補正予算案が7日、国会の本会議で可決成立しました。
成立した補正予算は、総額17兆3000億ウォンで、このうち12兆ウォンは歳入不足に充てて、5兆3000億ウォンが景気刺激策に充てられることになっています。
補正予算が執行されれば、経済成長率が2.3%から2.6%へと、0.3ポイントと上昇し、4万人の雇用が新しくつくられるものと期待されています。
一方、補正予算の財源は、ほぼすべてが借り入れによるもので、国の債務は去年の455兆2000億ウォンから、ことしは480兆5000億ウォン、42兆円あまりに拡大する見通しです。
韓国政府としては、財政出動によって、雇用創出や中小企業支援を通じた景気浮揚を目指す考えで、国会の議決なしに政府が支出できる基金を利用し、さらに2兆ウォンを景気てこ入れに当てることにしています。