今年1月から3月までの第1四半期の韓国のGDP=国内総生産の成長率は0.9%と市場の予想を上回りました。
これは、四半期の成長率としては、2011年第1四半期以来の成長率で、市場が予測していた0.4~0.5%や、韓国銀行の予想値0.8%を上回っています。
民間消費では、耐久財や準耐久財などの消費が減って、前の四半期より0.3%減少したのに対し、建設投資は住宅建設と土木建設を中心に2.5%増加したほか、設備投資も3%増えました。
輸出は石油化学製品を中心に好調を示し、3.2%の増加となり、輸入も電機機械や石油化学製品などが伸びて2.5%増えています。
経済活動別では農林漁業は減少しましたが、製造業、建設業、サービス業は増加しました。
4月から6月の第2四半期について、円安の影響などで4月から6月までの第2四半期にも好調が続くかどうかは不透明な状況ですが、
韓国銀行の関係者は、「今年の韓国経済が次第に回復するとの見通しは、依然続いている」と話しています。