所得から税金や社会保険料を差し引いた手取り収入、家計の可処分所得に占める負債の割合が、去年は2003年に統計をとり始めて以来、もっとも高くなりました。
韓国銀行が24日、まとめたところによりますと、去年の家計の負債は可処分所得の1.36倍で、個人が自由に処分できる所得より借金が多くなっています。
これは、家計の可処分所得の増加が負債の増加に追いつけないでいることを表します。
韓国の全世帯の家計負債は、去年末に959兆ウォンで、おととしより5.2%増えたのに対して、可処分所得は707兆ウォンと、おととしより4.1%しか増えていません。
金仲秀(キム・ジュンス) 韓国銀行総裁は、22日、これについての国会での業務報告で「家計負債は限界に達している」と述べ懸念を示しました。