ことしの韓国の経済成長率は2.8%に止まって、日本を除いたアジアの主要国11か国の中でシンガポールに続いて2番目に低い水準になるという見通しが出されました。
韓国銀行が21日、発表したところによりますと、アジア開発銀行は、最近発表したことしのアジアの経済成長率の見通しで、韓国のことしの経済成長率が2.8%に止まるものとみられるという見方を示したということです。
これは、日本を除いたアジアの主要国11か国のうち、シンガポールの2.6%に続いて2番目に低い水準です。
ことしのアジアの経済成長率の見通しは、中国が8.2%でもっとも高く、続いてインドネシア6.4%、フィリピンとインドが6%、マレーシア5.3%などの順でした。
これについてアジア開発銀行は、｢韓国は去年の輸出額や投資額の減少などの影響で、ことしの経済成長率は2%台に止まるものとみられる。ことしの下半期に先進国の経済が回復すれば、輸出額が増加する可能性はあるが、来年までは景気の低迷が続くものとみられる｣と説明しています。