朴槿恵（パク・クネ）大統領が来月アメリカを訪れる際に同行する、経済使節団は過去最大の規模になる見通しです。
財界が16日、発表したところによりますと、朴槿恵大統領の今回のアメリカ訪問には、主な財閥のトップ、経済団体のトップ、中堅・中小企業の代表、業種別の代表などが経済使節団として同行する予定だということです。
同行する企業関係者は最大で50人に上る見通しで、大企業の経営者を中心に20人から30人規模の使節団だった前の李明博（イ・ミョンバク）政権など、過去の政権とは規模や構成に大きな開きがあるとみられています。
このうち全国経済人連合会は、三星電子の李健熙（イ・ゴンヒ）会長ら主な財閥のトップが同行するとみています。李健熙会長が大統領の海外訪問に同行するのは、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領がカザフスタンやロシアを歴訪した2004年9月以来となります。
同行する企業関係者らは、朴槿恵大統領がオバマ大統領と首脳会談を行う来月7日前後に、アメリカ商工会議所がワシントンで主催する歓迎行事に朴槿恵大統領と一緒に出席することになっています。
政府関係者は、今回の大規模な経済使節団について、「北韓リスクによる韓国経済への影響を抑えるため、韓国経済界の代表らが大統領を支援するものだ」と説明しています。