景気回復と市民生活の安定を図るため、韓国では、雇用の拡大に3兆ウォン、地域経済の活性化に3兆ウォン、中小・輸出企業の支援に1兆3000億ウォンを当てた総額17兆3000億ウォン、およそ1兆5000億円の補正予算を組むことになりました。
補正予算案のうち12兆ウォンは、景気低迷の影響で減少した歳入の補てんに充てることになっていて、実質的な歳出の増加分は国会の議決なしに政府が支出できる基金からの2兆ウォンと合わせて7兆3000億ウォン、およそ6200億円となっています。
また、歳出を項目別にみますと、市民生活の安定と雇用の拡大に3兆ウォン、地域経済の活性化に3兆ウォン、中小・輸出企業の支援に1兆3000億ウォンを当てるとしてます。
政府は補正予算が執行されれば、経済成長率がことし0.3ポイント、来年0.4ポイント上昇し、4万人の雇用が新しくつくられるものとみています。
今回の補正予算のために発行される国債は15兆9000億ウォンで、策定した補正予算案は16日の閣議で決定したあと18日に国会に提案されることになっています。