北韓の相次ぐ挑発にもかかわらず、1月から3月までの第1四半期に海外から韓国への直接投資が大幅に増えたことがわかりました。
産業通商資源部が11日、発表したところによりますと、ことし1月から3月までに海外から韓国向けに行われた直接投資は34億ドルでした。
これは去年の同じ期間の23億5000万ドルに比べて45%増えました。
国別では、大規模な不動産や企業の買収を活発に行ったアメリカが17億ドルで、去年に比べて3倍近く増えました。
一方、日本政府の円安政策やヨーロッパ経済の低迷によって、日本からの投資額は35%、ヨーロッパからは25%減少しました。
業種別に見ますと、サービス業への投資が1.7倍増えたのに対して、製造業への投資は23%減りました。
産業通商資源部では、「海外からの直接投資は10年、20年と長期的な視点で行われるため、北韓による挑発など短期的なリスクはそれほど影響しなかったとみている」と説明しています。