韓国では、30大財閥グループの純利益のうち、三星、現代自動車、SK、LGの上位4大財閥だけで全体の80%を占め、富が集中する現象が続いていることが分かりました。
これは、公正取引委員会がこの5年間の30大財閥グループの経営状況を分析して分かったものです。
それによりますと、30大財閥の資産総額のうち、三星、現代自動車、SK、LGの、上位4大財閥が占める割合は、2009年の50%から55%に増えたほか、売上げでは、50%から53%に増えています。
また、30大財閥の純利益のうち、上位4大財閥の占める割合は、71%から80%にまで増え、上位4大財閥とその他の財閥の格差は、この5年間継続して拡大していることを示しています。
去年の大統領選挙では、与野党の候補がそろって、様々な企業が共生できる環境を作るとの公約を掲げていて、具体的な課題として浮かび上がってきています。